2025.10.16
SNS運用
住宅会社の動画で“フォント”にこだわるべき理由
建築と同じように、映像にも「設計」があります。
SNSやYouTubeなどで住宅会社の動画を見ると、
「同じような内容なのに印象がまったく違う」と感じることがあります。
その差を生んでいるのが、実は“フォント”です。
文字の形・太さ・丸みのわずかな違いが、
動画全体の世界観や信頼感を大きく左右します。
本記事では、住宅業界の動画で意識すべきフォント選びの考え方と、
ブランドを引き立てるおすすめ書体を紹介します。
目次
1.フォントは“世界観を決める設計図”
ブランドの第一印象を形づくる要素
住宅会社の動画は、フォントひとつで印象が大きく変わります。
上品・ナチュラル・スタイリッシュ。
同じ映像でも、使うフォントによって伝わる雰囲気はまったく異なります。
つまり、フォントは単なる「文字」ではなく、ブランドの世界観を設計する要素なのです。
どんなお客様に、どんな家を届けたいのか。
その方向性をフォントに反映させることで、映像全体に一体感が生まれます。
その結果、動画から感じる信頼感がぐっと高まります。
2.フォント選びで伝わる印象の違い
フォントの“形”が、言葉よりも先に印象を伝える。
- 丸ゴシック:やわらかく、親しみやすい印象
- 明朝体:誠実で上品な印象
- 角ゴシック:現代的で洗練された印象
たとえば、ナチュラル志向の家づくりなら「丸みのあるフォント」で安心感を出せます。
一方で、高性能住宅やデザイン住宅では「直線的なフォント」を選ぶことで、よりスタイリッシュな印象を演出できます。
このように、フォントの“空気感”はブランドの第一印象を決める重要な要素です。
3.住宅業界の動画におすすめのフォント
ジャンルに合ったフォント選びで、世界観がより明確に。
ここからは、住宅会社のジャンル別に動画で使いやすいフォントを紹介します。
ナチュラル・かわいい系
- 筑紫A丸ゴシック:柔らかく、女性層に好印象
- rounded M+:シンプルで親しみやすい
- あんず文字:手書き感が温かい印象
モダン・高性能・デザイン住宅系
- Noto Sans JP:読みやすく、洗練された印象
- ヒラギノ角ゴシック:都会的でクリーン
- 游ゴシック体:現代的で上質、汎用性が高い
上品・ホテルライク・大人ナチュラル系
- 游明朝体:落ち着いた雰囲気と高級感
- モリサワ UD新ゴ:視認性が高く、上品
- BIZ UDP明朝:フォーマルで信頼感のある印象
フォントを変えるだけで、同じ動画が“別ブランド”のように見えることもあります。
そのため、動画制作ではデザインよりも先にフォントの方向性を決めることが重要です。
まとめ:フォントは“ブランドの声”
フォントの統一は、信頼と世界観を生むブランディング設計。
フォントは、視聴者が無意識のうちに“感じ取る情報”です。
建築に図面があるように、動画にも設計があります。
太さ・丸み・余白など、フォントの細部が会社の価値観を映し出します。
また、SNS・HP・パンフレットでフォントを統一すれば、どの媒体でも同じ世界観が伝わります。
つまり、フォント選びは信頼を積み上げるブランディング設計のひとつです。
動画の印象を整えることは、家づくりと同じように「設計から美しさをつくる」作業なのです。