2025.10.08
SNS運用
SNSでバズるルームツアーは、iPhoneでも撮影できる。【住宅会社向け】
家づくりやデザイン住宅を紹介する“ルームツアー動画”。
SNSでは人気の高いジャンルですが、実はiPhoneひとつでも十分に「バズる映像」は撮れます。
高価なカメラや複雑な編集よりも大切なのは、
「どんなテンポで、どこを見せるか」という構成とリズムです。
目次
iPhoneでも十分に“プロっぽい”映像は撮れる
カメラ設定と構図で印象が変わる。
最近のiPhoneは、光量や明暗差の自動補正性能が高く、
SNS動画に求められるクオリティは十分に満たしています。
特に以下の設定を意識すると、映像の躍動感がぐっと増します👇
- 画質設定:4K/60fpsで撮影
滑らかな動きが出て、視聴者が「心地よく見られる」映像になります。 - 露出を固定
明るい場所と暗い場所を行き来しても、色味が安定します。 - 広角レンズモードを使用
室内を広く見せたいときは、iPhoneの“0.5x”や“超広角”設定を活用。
狭いLDKや廊下でも奥行きが出て、空間の魅力が伝わりやすくなります。 - 水平を保つ(グリッドON)
部屋の直線や壁をまっすぐに見せることで“設計の良さ”が伝わりやすくなります。
さらに、歩きながらの撮影ではスマホ用ジンバル(スタビライザー)を使うと安定感が格段にアップ。
わずかな揺れも抑えられ、まるでプロカメラマンが撮ったような滑らかな映像になります。
編集で“見せたいリズム”をつくる
映像の綺麗さは、編集でなんとかなる。
撮影の方法と同じくらい、編集でリズムを整えることが重要です。
SNSで離脱されないルームツアーは、“テンポの良さ”で構成されています。
ポイントは以下の3つ👇
BGMとカットテンポを合わせる
音のリズムに合わせてカットを切ると、自然と見やすく“プロ感”が出ます。
移動シーンは倍速で
カメラの移動や階段の上り下りなど、説明が不要な部分は倍速でテンポアップ。
テンポが上がると、全体が「キビキビした印象」になります。
見せたい部分はスローで
リビングの広さ、キッチンの素材感、吹き抜けの天井など、
“見せ場”はあえてゆっくりに。静止の一瞬が印象を残します。
明るさ調整のコツ
“光の整え方”で印象が劇的に変わる。
編集段階では、映像の明るさを微調整するだけで見え方が大きく変わります。
難しいカラーグレーディングをしなくても、**「シャドウ」「露出」「コントラスト」**の3つを意識すれば十分です。
- 露出:全体の明るさをコントロールする項目。
撮影時に少し暗めに撮っていた場合は、+0.3〜0.5くらい上げると自然に明るく見えます。 - シャドウ:影の部分を調整する項目。
数値を上げる(+方向)と暗く潰れていた部分がくっきり見えるようになり、
木目や素材感が際立ちます。住宅動画では特におすすめです。 - コントラスト:強すぎると不自然、弱すぎるとぼやける。
+10〜15程度で少しだけ立体感を出すのがポイント。

明るさを上げすぎると白飛びし、せっかくの素材や質感が失われます。
特に白壁や窓際のシーンでは露出を抑えめにして、
自然光の柔らかさを残すと“リアルな空気感”が伝わります。
撮影のコツ
情報を詰め込みすぎない。1分以内が理想。
ルームツアー動画でよくある失敗は、「全部見せよう」として長くなること。
視聴者は最初の5秒で“見る・見ない”を判断します。
まずは1階だけ・LDKだけなど、テーマを絞って1分以内にまとめる
1カットは3〜4秒でテンポよく切り替える
ナレーションやテロップは“最小限”でOK
“余白”を残すことで逆に「もっと見たい」と思わせることができます。
構成の考え方
“見るテンポ”を意識して構成する。
SNSのルームツアーは、音を出さずに見る人も多く、
映像だけで心地よく伝わるテンポが重要です。
映像の流れに起承転結を意識し、
無理に情報を詰め込みすぎず、
ゆるやかに展開することで視聴者の集中が途切れにくくなります。
テンポに強弱をつけることで、
シーンごとの印象がより明確に伝わり、
全体としてまとまりのある動画になります。
まとめ:バズるルームツアーは“機材より構成”で決まる。
高価なカメラや特別な機材がなくても、
iPhoneの設定と編集の工夫次第で“見たくなる動画”は作れます。
大切なのは、次の3つです。
- 映像に安定感を出すためのスマホ用ジンバル
- 空間の広がりを演出する広角設定
- 光を自然に整える明るさ調整
この3つを意識するだけで、
映像の印象は驚くほど変わります。
機材よりも構成と見せ方にこだわること。
それが、SNSで“バズるルームツアー”を生み出すいちばんの近道です。
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